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研究所

研究所所長からのご挨拶

大島康郎
少し前まで、水と空気はタダとという感覚で社会が動いていました。時代が変わり、環境は人類の生存をかけた最も深刻、かつ緊急な課題であると認識されるようになり、環境を守ることが如何に大切であるかは説明の必要すらなくなりました。地球環境を動かしているのは、おもにヒトと微生物です。でも、微生物の果たす役割は、学術的にもまだ十分には解明されておらず、研究が必要です。

秋に庭に降り積もった落ち葉はいつの間にか消えています。その落ち葉の間に混じっていたセミの抜け殻も消えてしまいます。ただ消えただけではありません。この間に庭土は草木の生長を支える栄養豊かな土壌とかわります。これらはすべて微生物の活動の結果です。しかし、人口が増え都市化が進み、生活も豊かになって消費が増大し、それに伴ってゴミの量が増えた現在、昔のように漫然と自然に任せてゴミが消えるのを待っているわけにはいかなくなりました。有用な微生物を探し出し、育み、それを積極的に利用する時代がきたのです。

環境微生物学研究所は、環境を守る微生物の基盤的研究、微生物利用のための技術開発を中心に、環境問題に関わる科学技術の開発を通して、社会に貢献することを目指しています。環境問題に取り組む研究所としては、施設も研究者数も小ぶりですが、「一寸の虫にも五分の魂」キラリと光る成果を挙げて、環境問題解決の一翼を担う所存です。関係各位のご支援をお願いします。
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基礎的研究開発

当社では、環境を守るための基盤的研究開発を進めています。

高温好気性発酵による有機廃棄物の分解は公害を招かない安全な処理法です。
私たちはこのプロセスを担う微生物群を解析しています。すでに新属新種の高度好熱性細菌を単離しました。それらが生み出す酵素も有用です。もちろん好熱性細菌の酵素の利用の研究も進めています。
環境を守るためには、水質調査など環境分析が欠かせません。
より鋭敏な,より正確な、より迅速な、より簡便な、あるいはより安価な分析法を開発することも私たちの任務です。

DNA技術による環境解析
新規有用微生物の単離
タンパク質の分離・精製
有用酵素の解析

共同研究

当社では、環境を守る研究を推し進めるために共同研究を展開しています。

産官学共同研究のもと好熱菌の代謝活性を利用した廃棄物の分解技術や生産する酵素の利用技術を調べています。
モデルコンポスターによる
高温好気発酵堆肥の発酵過程の再現
堆肥内部の温度は時に100℃に達することがあります。
堆肥には大腸菌などの病原菌や悪玉菌を殺す作用があり、堆肥を使った病気予防、農業技術の向上の研究・開発は最重要課題の1つです。
国際宇宙ステーション内や将来の月面宇宙基地における廃棄物処理に高温好気型発酵堆肥技術を利用する研究も進めています。
Basic research

In our institute, basic research has been conducted to contribute to the scientific progress on environmental protection.

Aerobic, high temperature composting provides a cheap and safe way to decompose organic waste without the production of toxic pollutants such as NOx, SOx and dioxins. We have investigated microorganisms involving in this process. We already identified new thermophilic strains which belong to a new genus. Enzymes produced by microorganisms in high temperature compost are stable to heat, and of industrial value. We are interesting in technological utilization of these stable enzymes.

Environmental analysis by DNA technology
Isolation of a new microorganism useful
Separation and purification of proteins
Useful analysis of the enzyme

Cooperative researchers

当社では、環境を守る研究を推し進めるために共同研究を展開しています。

Reproduction of the compost fermentation process of high temperature aerobic fermentation by the computer model poster

We organized a study meeting for aerobic, high temperature fermentation technology to promote research and development of high temperature compost in cooperation with academic universities,government and private institutes. In this study meeting, improvement of organic waste treatments by using thermophilic organisms as well as utilization of enzymes produced by microorganisms in high temperature compost has been discussed. In our institute, enzymes which are able to attack and decompose the pathogenic prion protein were successfully isolated from high temperature compost.

Temperature inside reached to and exceed 100oC as shown in the figure.
Research and development to have the effect of compost to kill bad bacteria and pathogens such as E. coli, using compost and disease prevention, the improvement of agricultural technology is one of the most important issues.
We are also research to use the technology to high temperature aerobic fermentation compost waste treatment in space station and future lunar surface in the International Space Station.
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